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    孫娘が6歳になったお祝いに、裁縫箱をプレゼントしました

    最近は、私の針仕事を覗き込んできて、「ばあば、なに作ってるの?」と興味津々な様子です。
    習い事は六歳からと昔から言いますし(お裁縫は習い事かな?)、折り紙やビーズ細工もきっちり細かく作ってるのを見て、自分専用の可愛いお針箱を揃えてあげたら喜んでくれるかなと思いつきました。

    最初、市販の子ども用裁縫セットを探したのですが、オモチャの延長のようでちゃっちい(~_~;)
    良い道具も腕のうちと言いますので、ひとつずつ揃えることにしました。

    ☆揃えたお針箱
    DSC_0538.jpg

    1.針箱
    ピンクでフリルの篭製です。小ぶり(20×15×10)で2段になっているのが使いやすそうです。

    2.針
    縫い針は、三の二の縫い針、刺繍針、毛糸針、針穴のないワンタッチ針の4本
    まち針は、4色(赤、青、黄色、白)を3本ずつの12本
    ↑それぞれの本数を書いた紙を針山のてっぺんに留めておきます。

    3.針山
    手作りしました。縫い針が潜ってしまわないように後ろに革を当てています。
    このグリーンのフェルトは、40年以上前に和裁を習い始めたときに手作りした針山の残りです。50歳になった孫が使ってもらえるように丁寧にかがりました。
    DSC_0509.jpg
    DSC_0507.jpg

    DSC_0537.jpg
    ※40年前に作って、今も現役の針山


    4.鋏(はさみ)
    布切りハサミ(17㎝)は、針箱のサイズに合わせて、小さくてもよく切れるものを探しました。
    糸切りハサミ(9㎝)は、以前携帯用裁縫セットでも使っている100均の優れ物です。
    針山の裏に貼った革の残りでハサミケースも作りました。

    5.糸
    糸は、白黒は木綿で、あとは化繊糸です。
    小さな糸巻きカードに10色選んで巻きました。

    6.巻き尺
    ガチャピンにひかれて衝動買いしたストックです。

    7.指貫(ゆびぬき)
    クローバーの一番小さいサイズのものを入れました。
    孫にはちょっと大きいので、革で手作りした方が良いかも。

    8.折れ針入れ
    針が折れたとき慌てないための必需品です。
    お弁当用のしょうゆ入れを使いました。

    9.その他
    ゴム通し、安全ピン、裁縫クリップ(待ち針の代わりに布を挟む)、ボタン、針通しなど


    DSC_0510.jpg
    DSC_0508.jpg

    10.クロスステッチのカード
    とがった針をいきなり使うのは難しいと思い、楽しくてやさしい手芸キットを探していたのですが、
    カードに毛糸針に刺繍糸を通してクロスステッチが作れるセットを京橋の越前屋で見つけて
    これなら安心と、刺しゅう糸と一緒に2段目に収めました。
    card.jpg



    ※針箱のポケットには、”おやくそく”カードも入れました。

     おやくそく<br />1.おおきいはさみは「ぬの」ちいさいはさみは「いと」だけにつかってください。<br />2.「はり」をつかうときは、はじめるときと、さいごに、なんぼんあるかかぞえてください。<br />3.この「おはりばこ」をつかうときは、ママかばあばといっしょにつかってください。

    ☆初めての針仕事

    誕生日に贈ったところ、”かわいい!”と想像以上に喜んでくれました。
    お約束カードもさっそく自分で読み上げて、ママもちょっと安心。
    すぐ使ってみたいとねだるのを、「今度のお休みに、ばあばの家に行ってやろうね」と約束してようやく納得してくれました。

    ところが、保育園の夏祭りのため浴衣の揚げを週末に縫うことになってしまったので、Wブッキング!

    そこで、彼女にはクロスステッチを教えて、傍らで揚げを縫おうと考えていたのですが、「わたしがぬう!」との積極的な申し出でに、肩揚げだけやらせてみることにしました。


    <肩揚げの手順>

    1.針に糸を通す
    最初は毛糸針でなんて言っていたのですが、いきなり、3の2の木綿針にピンクの木綿糸を通しました。お手本の私よりスッーと針穴に糸が吸い込まれていきビックリです。

    2.縫い始めの玉結び
    指先にくるくると2回ほど巻いて糸をたぐってしごく玉止めは大人でも慣れないとできないのですが、くるくる巻くところまでは小さい指で器用に回します。
    ただ、中指と親指の先を使ってしごくのは、爪先だけで糸を挟むコツが分からず、何度も何度も挑戦して最後は私の手も添えてなんとか玉結びらしきものも出来ました。

    玉結びの方法は→こちら

    3.肩揚げを縫う
    肩揚げの位置は、肩の前後2寸(8cm)ずつ安全ピンで留めておいたのですが、
    肩揚げ部分を小さな手のひらにくるんで、ひと針ずつ刺していきます。

    4.指貫をつかう。
    途中、私が運針で縫う様子と自分の縫い方が違うと気づいたのか、”いちに”と続けて縫う仕草をしたので、指貫を中指にはめて針のお尻を押す方法を教えて一緒に手を添えて運針にもチャレンジです。

    5.縫い終わりを玉止め
    縫い終わりの最後は、彼女が針に糸をくるくるくると3回巻いて、その根元は私が押さえ、針を彼女がスーッと引いておしまい。

    玉止めの方法は→こちら

    反対側も自分でやりたいと頑張って、30分ほどかけて肩揚げが出来上がりました。

    出来上がった肩揚げ(裏面)
    DSC_0536.jpg
    ※2㎝ほどもある縫い目ですが、着てしまえば立派な肩揚げです!

    針を使っているので目を離せず、写真を撮れなかったのが残念です。
    ふたりとも緊張し集中した時間でした。

    夏祭りはあいにくの雨模様、それでも孫3人とも浴衣で走り回っていました。
    DSC_0532.jpg

    6歳の孫娘の浴衣は、以前、ブログでもご紹介したもので、季節終わりに肩揚げと腰揚げを解いて仕舞い、
    毎年、大きくなったサイズに合わせて肩と腰揚げを縫い直しています。
    弟は一つ身が小さくなって今年は四つ身を新調、妹は初めての浴衣です。
    2つとも既製品ですが、最初の揚げを解いてマイサイズに直しました。
    3人分で大変でしたが、来年からは心強い助っ人が活躍してくれそうです。

    秋に仕舞うまでは、この揚げのまま洗濯して何度か活躍します。
    DSC_0535.jpg


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    映画「ふたりの旅路」をみて

    テレビで流れていた”きものがあの人を連れてきた”という紹介コピーと、
    ラトビアという異国で着物姿(桃井かおりとイッセー尾形)の不思議な映像に惹かれて、銀座丸の内TOHOへ映画を見に行きました。




    映画の名前は、「ふたりの旅路」

    今どき珍しい凡庸な邦題で内容がさっぱりわからない。
    原題は『MAGIC KIMONO』
    着物好きの友達を誘ってという雰囲気ともちょいと違うと勘が働き、ひとりで出掛けたのですが、

    それは不思議な映画でした。

    映画紹介のあらすじでは
    ある悲しい過去から心を閉ざして生きてきたケイコ(桃井かおり)。ラトビアで開かれる着物ショーに参加することになった彼女は、首都リガで震災後から行方不明になっていた夫(イッセー尾形)と再会します。
    それからたびたびケイコの元を訪れる夫。彼女は現実と思えず動揺し、夫に厳しい態度で接するのですが……。

    とあるのですが、

    ストーリーがあるような無いような??
    時間も空間もあっちこっちに飛んでいる即興劇のようなふたりのやりとりの断片、断片が重なっていくうちに、あたたかな気持ちが満ちてくる・・・・・

    この感想ではちんぷんかんぷんなので、シネマトゥデイのインタビューで補足
    丸の内TOHOでは7月7日まで、渋谷のユーロスペースでは7月14日(金)まで上映しています。
    もう一度いきたいなぁ。

    当初目的の「KIMONO」についても大きな収穫がありました。

    個性派女優の代表格といわれる桃井かおりだからこそだと思うのですが、
    〇留袖に、絵羽織をはおる
    〇眠れない夜、長襦袢に羽織を着物のように打ち合わせて街(ラトビア)を歩き回る

    今どきのきものルールでは”なし”といわれている姿が、とても自然で美しかったのです。

    「日本からの荷物が届かないので留袖しか着るものがない」という前提は、
    劇中きものショーで撮影協力した着付け教室の方たちが「ありえな~い」と頑張ったのでしょう。

    でも、人がまとうものとしての着物は時代とともに変わっていくものですよと教えてくれたような気がしました。
    長襦袢に羽織で出掛ける?ことはなくても、羽織をコートのように打ち合わせて着てみたいと思います。

    それには、
    桃井かおりとまではいかないでしょうが、「お直しおばさん」に口出しさせない”オーラ”が欲しいものです。

    袷の着物から単衣に直しました。ついでに裄と前後巾も広げました。

    明日は衣替え。
    本来なら、明日から単衣の季節となるところですが、
    このところ、ゴールデンウィークが明けたら夏日が続いたりで、
    連休明けから単衣の着物を着ています。

    普段着には、木綿か麻の着物が自宅で洗濯出来て便利と以前お伝えしましたが、、
    絣木綿の場合目が積んでいて、雨模様の肌寒い日には”ほっこり”と温かいのですが、夏日には暑い!
    その点、正絹の紬はさらりとして涼しいのです。

    そこで、細身(標準?)の袷の紬を巾を出すついでに胴裏と八掛を外して単衣にしてしまいました。
    s-DSC_0448.jpg

    《作り方の手順》 裄と後幅、前幅を出す場合

    1.袖を外して裏を取って、袖口はくけ、袖付け側はのばしてアイロンをかけておく。
     注:袖下が袋縫いではないので、縫い代の端を折って”くけ”て袋縫いにする。

    2.衿裏の衿付け側を解いて、”表地”と”胴裏”と”地衿”と”掛衿”が一緒に縫っているうち
    ”表地”と”地衿”だけ仕付糸で綴じておいて、衿付けの地縫いを解く。
     注:掛衿だけ外して手入れできるよう地衿の上に後から縫い付けるために、ここで外しておく。

    3.2で胴裏が外れたので、背中心、脇、衽と表地との綴じ糸を外し、衿下と裾の縫いも丁寧に解く。
     注:外した胴裏と八掛は再利用出来そうであれば、洗ってアイロンかけてとっておく。

    4.脇縫いは解かず、巾出ししたい寸法(今回は前後各5分)で待ち針をして身八つ口まで縫う。
     注:”繰越し上げ”の部分は、新しい巾まで縫い足してくけておく。

    5.古い脇縫いを解いて拡げ、霧吹いた別布を古い折筋のラインに沿って低温のアイロンでじんわりと押さえる。

    6.新しい脇縫いを前身頃側に倒してキセをかけ、身八つ口から新しい肩幅(今回+5分)まで折ってアイロンで押さえる。

    7.単衣を仕立てる時のように、
     7-1.背縫いは二度縫い若しくは背伏せでくるむ。
     7-2.脇縫いは”繰越し上げ”を三角に広げて裾から繰り越し上げまでは前身頃に倒してくけ、
         三角に広げた先は前身頃と後身頃にそれぞれくける。
     7-3.衽付けの縫い代は、衽側にくける。
     7-4.衿下と裾も三つ折りにしてぐるりとくける。

    8.2で仮とじしていた地衿と身頃を縫い合わせ、裏衿を待ち針でとめてくける。
     注:袷の八掛生地の衿先はそのまま使用している。

    9.掛衿を背中心から左右同寸法で、地衿に待ち針で留めてくける。

    10.1の袖を新しい袖巾で折り、袖と身頃を中表に重ねて、袖側から肩山と袖山を合わせて待ち針で身頃側をすくい、袖付位置まで待ち針をして縫う。
     注:袖付けの縫い始めと縫い終わり、袖山(肩山)は5分ほど半返し縫いにする。

    11.袖側にキセをかけて倒し、袖下からぐるりとくける。

    12.前後の袖付位置、身八つ口(脇の縫い止まり)にかんぬき止めで補強する。

    13.着物全体を裏返しアイロンをかける。表からは当て布をしてアイロンをかけて仕上げる。

    s-DSC_0490.jpg
    ※ブルーの八掛を再利用したかったので衿先布を胴裏余り布で剥いでいます。

    ※袷のまま巾だしするより、単衣にしてしまう方がわかりやすく簡単です。縫い代をすべてくけるので時間はかかるのですが。。。
    単衣の紬であれば正絹でも余り縮まないので自宅で洗濯することも可能ですが、念のため2で外した”掛衿”を試し洗いして縮まないか確認した方が安全です。


    ※単衣の縫い方はざっくり書いていますが、詳しくは、以下の2つの本がわかりやすく書いていると思います。

    いちばんやさしい和裁の基本  いちばんやさしい和裁の基本 
    hon2.jpg
    大変詳しく丁寧に説明していて、何度読んでも新しい発見がある内容の濃い本です。

    はじめての和裁 DVDつき手習い帖
    hon1.jpg
    付録DVDの説明がわかりやすく、順を追って見ていけば単衣の着物が出来上がります。

    単衣の銘仙の繰り回し(ちりよけ編)

    今年の連休はお天気が良くて、新緑もまぶしくお出かけ日和です。


    そろそろ単衣の準備をと衣装箱を開くと、単衣の銘仙が出てきました。
    DSC_0419.jpg

    紺と紫の色合いが好きで古着屋さんで買ったものの、随分と古いものなので生地が弱く着られずいました。
    着物はお尻や脇に力が入るので、糸が切れた場合は縫いなおせばいいのですが、生地自体に力が入って裂けてしまうと修復困難になってしまいます。

    生地が弱くてもうまく役に立つ方法はないかな?とずーっと考えていたのですが、今の季節に単衣の”はおりもの”があると便利だと思いつき、この着物を活用することにしました。

    以前、古くなった浴衣やウールの着物を利用して作った”ひっぱり”についてまとめて書きましたが、これらは家の中で着るのが中心です。
    今回は、絹の銘仙なので、少し丁寧に作って”ちりよけ”として紬や小紋の上に羽織る街着にしたいと思います。

    着物を切るだけの簡単リフォームならほぼ一晩の夜なべ仕事で出来上がりますが、
    今回はちょっと丁寧に、衿と袖を外して古い肩当を替え、裄を伸ばして、袖は捩り(もじり)袖にして、残り布で「付け帯」を作る予定です。
    DSC_0421.jpg
    ※靖国神社のみたままつりで頂いたオレンジの手拭で明るく


    《作り方の手順》 身丈4尺(152cm)の着物の場合

    1.袖を外して一枚の布に戻す。長めだったので片袖3尺(110cm)が2枚

    2.着物の裾から1尺8寸のところでぐるりと裁ち、”ちりよけ”側の裾を1寸折返して三つ折りくけ。
    (出来上がり丈は2尺1寸(約80㎝)
    注:裾から1尺8寸で裁ったのは、もじり袖の寸法=反物巾1尺+袖口4寸×2に合わせたためで、裾の折返し3分を縫い代にしました。(これをメートル法で説明するのはややこしい!)

    3.断ち切った着物の裾部分を後身頃2枚、前身頃2枚、衽2枚にバラシて一枚の布に戻す。

    4.後身頃で捩り袖を作る。

     4-1.反物巾で対角線に折る。
     4-2.残りを横半分に折って4-1の端を縫い合わせる。
    DSC_0435.jpg

     4-3.袖を裏返し、袖付け寸法の位置で底を縫って接ぎの有る側に倒す。(振りなし袖付1尺の場合)
    DSC_0436.jpg

     4-4.袖口を細く折り返してくける。
     4-5.出来上がり袖巾(9寸)に折ってアイロンをかけておく。

    5.身頃の肩巾(9寸3分)で折り、肩山と袖山を合わせて袖付をぐるりと縫う。

    6.掛衿が地衿と一緒に縫ってある場合は、掛衿部分の衿付の縫いを解く。ここで肩当も外す。(衿肩明など衿付の位置がずれないように、少しずつ解きながら、地衿と身頃を待ち針で押さえる。)

    7.新しい肩当を6に当てて縫い直し、くけて閉じる。

    8.6で外した掛衿から紐を作り、”ちりよけ”にとじつける。

    出来上がりです。

    DSC_0439.jpg

    カビゴン体型では、普段着のうわっぱりとあまり変わらないのでがっかりです。
    袖を外し、裾を裁ってバラバラにした時点で全部洗いましたが、縦も横も縮みませんでした。
    平織の銘仙や紬は自分で手洗いしても大丈夫なようです。


    ※もう少し長い丈の方が良かったのかもしれませんが、「付け帯も!」と欲張ってしまいました。その制作は次回に。

    着物生活をちょっとゆるやかに

    楚々とした着物姿にあこがれ、退職後の3年間、ほぼ毎日着物生活を続けてきました。

    その甲斐あって、鏡がなくても手軽に着物を着られるようになりましたが、
    緊張を失った身体は日々成長を続け、”楚々”とは対極の”肝っ玉母さん”体型に・・・・・

    s-kabigon.jpg

    イメージはカビゴン

    さらに、この体重増加に運動不足が重なって、高血圧との診断を貰ってしまい
    定期的な通院と日常的に有酸素運動が必須課題となりました。

    はて、着物で通院?運動?は可能か?

    昔は、みな着物で生活していたので不可能ではないと思いますが、
    診察がある通院はまず無理、ジョギングをもんぺで??目立っ!

    というわけで、着物生活をちょっとゆるやかにしたいと思います。
    でも、家では着物がラクチンです。

    スッキリ痩せて”楚々とした着物のばあば”になる!!
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    柾女

    Author:柾女
    自己流のお裁縫でチクチク手縫いを日々楽しみ、”着物ライフ”をつつましく充実させたいと願っています。

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