着物生活をちょっとゆるやかに

楚々とした着物姿にあこがれ、退職後の3年間、ほぼ毎日着物生活を続けてきました。

その甲斐あって、鏡がなくても手軽に着物を着られるようになりましたが、
緊張を失った身体は日々成長を続け、”楚々”とは対極の”肝っ玉母さん”体型に・・・・・

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イメージはカビゴン

さらに、この体重増加に運動不足が重なって、高血圧との診断を貰ってしまい
定期的な通院と日常的に有酸素運動が必須課題となりました。

はて、着物で通院?運動?は可能か?

昔は、みな着物で生活していたので不可能ではないと思いますが、
診察がある通院はまず無理、ジョギングをもんぺで??目立っ!

というわけで、着物生活をちょっとゆるやかにしたいと思います。
でも、家では着物がラクチンです。

スッキリ痩せて”楚々とした着物のばあば”になる!!

新宿御苑へ行ってきました

先週末、新宿へ出かけるついでに、新宿御苑へ寄ってみました。
半世紀近くになる東京生活にもかかわらず初めての訪問です。
梅の季節と入園料200円と格安なこともあって外国観光客とカメラマン男女で賑わっていました。

私の目的は、ポケモンgo❗

聖地と聞いて前から行ってみたかったのです。
妹に勧められて始めたポケモンgoですが、地味(地道)に続けて100種類ほどのポケモンを集めました。
でも、ポケモンもゲームをやってそうなお仲間もあまり居ません。
情報が古かったか〰(>_<)




苑内の見どころがゲームのポケストップになっていて、その案内を辿ってたっぷり楽しむことが出来ました。


※お天気が良くて梅日和


※お茶室も静かで落ち着きます。


御苑らしい菊と桐の落雁と内藤新宿名物の唐辛子をお土産に買って、しっかり観光客気分を満喫しました。

午後からは、本命の「麻のきもの・絹のきもの」(文化学園服飾博物館)展へ。


麻の栽培から苧績(おうみ)、繭から絹糸を取り出す製糸や、真綿を作って紡ぎ地機で実際に織る工程などを実際に映像で紹介されていて、学校の授業のような真面目な展示内容でしたが、気の遠くなるような手作業を繰り返して着物が作られていることを改めて知って、着物を慈しむきもちが一層強くなった展覧会でした。

結拾合(ゆいひろあい)は続くよ

モノを捨てずに居場所を確保したと前回お伝えしました。

「ただの片づけじゃない??」と笑われそうですが、私のなかに「居場所」を確保したことで困ったときの「ドラえもんポケット」を手に入れた気分になっています。

数年前に買って戸棚の奥に仕舞いっぱなしだった”湯たんぽ”が今年の冬は大活躍なのですが、カバーが薄く低温やけど防止にカバーを作ろうかと思っていました。
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そのとき!ピーン!
娘が生まれたときに義母が編んでくれた”おくるみ”が有ったと思い出し、湯たんぽをくるんでみたら、ちょっと大きいのですが、やわらかな暖かさになりました。
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※孫たちにはさすがに古くて出番はなし

おまけに、私の部屋は北向きで寒いのですが、机で作業をするときには、この湯たんぽをおくるみでくるんで足元に置くと膝まですっぽり包んでくれてぽかぽかと温まり、ストーブいらず!!
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身体だけではなくお財布にもあったか~いです。

断捨離より”結拾合(ゆいひろあい)”

今日は大晦日。
この日はおせちを作ったり掃除の途中だったり、バタバタ過ごすのが常でした。

10年ほど前から、お正月旅行に出かけるようになって「掃除とおせちづくり」から解放され喜んでいたのですが、2年ほど前から、また、自宅で過ごすようになり、年末の片づけやお正月準備は、気が重く、おっくうになっていました。
それは、体力の衰えというより手ぎわの悪さによるもの。

以前より物覚えは悪い方でしたが、最近は”あれどこだっけ?”と探し物に費やす時間がどんどん増えて活動時間を脅かし、しまいには、あちこちひっくり返していると以前の探し物が出てきたりで”何探してたっけ?”とわからなくなる始末!

このことが、年末の片づけとお正月の準備も困難にしていました。

”どがんかせんといか~ん”

というわけで、今年の夏ごろから”我が家も断捨離を”と片付け始めました。
ところが「欲を断ち、無駄を捨て、執着から離れる」断捨離の精神は、どうも私にはハードルが高い。

必要なものを探せなくて困っているのに、不要なものを断つ、捨てる、その執着から離れるって????

無理!!煩悩のカタマリなんです!!

そこで、とりあえず「物の所在を明確にする」ことから始めました。
細かく物の置き場所を固定するのではなく、各部屋の役割を決めて必要なものを集めるイメージです。
具体的には、台所、リビング、夫の部屋、私の部屋・・といった具合ですが、子供たちの残していった物は天袋に仕舞って、自分たちで出し入れしてもらうことにしました。

部屋が決まれば、その部屋の単位で置き場所を決めます。
夫の部屋は、私のガラクタに隠れて点在していたものが一堂に集まり、ゆったりと快適な空間になったようです。
私の部屋には、本、着物、裁縫道具、文房具、手芸用品、佐賀錦の道具などが家具ごとに収まりました。

きれいに片付いた部屋というわけではありませんが、居場所を確保したモノたちはとてもおしゃべりになりました。
冬用カーテンを作りたいときには、「ワタシを使って!」と20年前に買ったネルの布地が呼んでくれるし、カーテンフックも布地の横でスタンバイしてくれています。
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小さくなった子供時代の布団も、使わなくなったこたつカバーでくるんで長座布団に変身です。
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※洗濯物を畳んだり、アイロンがけなどにとても便利、使わないときはソファーに広げて置いています。

一旦不要となったモノたちが集まって違う形に変える楽しみが増えました。

着物の繰り回しと同様に、モッタイナイ工夫はどんどんアイディアが湧いてきます。
タオル置き場から溢れるほど余ったタオルは、得意のチクチクで、風呂上がりの足ふきマットに!
何枚か作って、毎日洗濯すれば、マットもさっぱり!!
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暮れの大掃除のブラシや糊刷毛なども、空き缶に入れてスッキリ。埃除けには、シャワーキャップ被っちゃお!
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我が家に散在していたモノたちをい集め、出ったモノたちが、再びびついて、新しいモノに生まれ変わって役に立つなんて、最高!!

このモッタイナイ精神は、断→結、捨→拾、離→合で”結拾合(ゆいひろあい)”と命名。

楽しんでいるうちに、いつのまにか大晦日には慌てて片づける場所もなくなって、のんびりお正月準備に専念することが出来ました。

羽織のお直しはらくちん!

羽織の丈は、戦前まではかなり長かったようですが、戦後、活動的な洋装の普及に対応してか短くなっています。

母が小学校の入学式や卒業式に着てきた黒の絵羽織は、2尺(76cm)位のお尻が隠れるくらいの短い丈でした。
普段に防寒で来ていた”茶羽織”は、座ったら畳に届く位のもっと短い丈で、袖丈も短く活動しやすい丈でしたが、
家庭着の上っ張り(ひっぱり)よりは”きちんと感”があったように思います。
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昭和38年発行の「和装と和裁百科」では、羽織丈は身長の半分と書いてあります。

最近は、また、羽織丈は長いのが増えていて2尺6寸(1m)を超えるものも多く見受けられます。
大正時代のレトロなスタイルへのあこがれもあると思いますが、今は、短い羽織丈だとちょっと野暮ったく見えてしまいます。
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あこがれの「築地明石町」鏑木清方

そこで、頂いた古い大島紬のアンサンブルの羽織の丈を伸ばしてみました。
たて糸とよこ糸を一定の間隔で染めたもので、紗綾形を起こしたような模様で、木綿絣にもよく見られる柄です。
この大島紬は、締め機を使う以前からの模様で、秋名バラ柄と呼ばれていますが、
これは、大柄で普段着用に織ったもののようですが、手織りで毎段たて糸と横糸の絣をきっちり合わせてきれいです。
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<お直し手順>
STEP1
袖とマチを外す。
衿は葉裏まで解き、表地を羽裏から外し裾を伸ばす。
(ここで、見ごろも袖も折山にアイロンをかけて筋消し)
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STEP2
衿は折りかえし分ギリギリまで出して、新しい羽織丈を決める。(今回は2寸≒約8cm)
前後の身ごろ(表地)を新しい羽織丈で折り返し、羽裏まで折り返し分が足りないのであまり布を足して接ぐ。
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STEP3
衿を縫い綴じつける。(羽織の衿は、反物巾を切らずに畳んで縫っているので畳み方に注意!)
脇のマチも新しい丈に合わせて折り返し前後の身頃を挟んで綴じる。
(羽織の身頃幅を広げたいときは、ここで広げる。)

STEP4
袖を身頃に縫い綴じる。(袖幅も変更可能)
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出来上がりました。
2寸(8cm)ほど伸ばしただけですが落ち着いた丈になりました。
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羽織紐は、普段用なので共布で作った紐を縫い付けています。

※お直し前の短い丈と着比べた写真があると一目瞭然だったのですが、撮っていなくて残念!
厚ぼったくないので、今の季節のお出かけに重宝しそうです。
昭和30年~40年代に流行った短い羽織や道行は、古着屋でもとても安価で手に入ります。
道行は、ミシンで縫ってあったり、縫い代も割って仕立てるので、直しが面倒なのに縫い代の筋が残りやすいのですが、
羽織は、衿もまっすぐで前後身頃をマチを外せば丈も幅もかんたんに変更出来ますので、
衿先にたっぷり縫い込みがあるものは、是非、自分で丈を伸ばして落ち着いた羽織に変身させてみてください。


プロフィール

柾女

Author:柾女
自己流のお裁縫でチクチク手縫いを日々楽しみ、”着物ライフ”をつつましく充実させたいと願っています。

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