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    桐箱をつやつやに(砥の粉仕上げ)

    ずいぶん久しぶりのブログ更新です。
    以前より月末に一度のノンビリペースでしたが、着物生活の知恵ややりくりなどを忘れないように書き留めていました。
    その生活に変化はなかったのですが……
    パソコンのトラブルやスマホの買い替えなどでブログ制作環境がガラリと変わってしまい、つい後回しになってしまいました。
    「時間が出来たらじっくり落ち着いてやろう…」
    なんてやるわけないですね。
    それでも古い記事などに毎日アクセスしてくださっていて本当に感謝しています。

    今回は、小さな桐箱を磨いてつやつやにしたお話。

    7年ほど前から細々と佐賀錦を織っています。
    孫の七五三の懐剣袋やお雛様の衣装などを作って楽しんでいましたが、
    ぼかし模様の練習に6連作で織った花模様で桐の小さな裁縫箱を作ることにしました。

    ところが、丁度良い大きさの桐箱は、生地のままのメダルを入れるような外箱で
    ちゃっちい!
    のです。

    時代仕上げとまではいかなくても、もうちょっと綺麗にならないかと思案していたところ、
    桐下駄の”砥の粉仕上げ”の実演を見る機会があって、桐箱に応用してみることにしました。

    ◆ 用意するもの(とのこ、水溶く瓶、紙やすり)
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    ◆ 紙やすりで表面を整えます。
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    ◆砥の粉を水で溶いて刷毛で塗ります。(ムラにならないように薄く2度塗り)
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    ◆砥の粉が乾いたら、布で拭き落とします。
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    ◆砥の粉を拭き取ったら、角のない白い陶器(マグカップを利用しました)で桐の表面を磨いていきます。
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    ◆つやつやに仕上がりました。
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    ここからいよいよ佐賀錦を貼っていきます。

    ◆織地をホットメルト紙などで裏打ちして裁断し、上面に両面テープか糊で貼り付けます。
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    ◆周囲にビロードのテープを貼って断ち切り面を隠します。
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    ◆六個、なんとか仕上がりました。
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    孫娘が6歳になったお祝いに、裁縫箱をプレゼントしました

    最近は、私の針仕事を覗き込んできて、「ばあば、なに作ってるの?」と興味津々な様子です。
    習い事は六歳からと昔から言いますし(お裁縫は習い事かな?)、折り紙やビーズ細工もきっちり細かく作ってるのを見て、自分専用の可愛いお針箱を揃えてあげたら喜んでくれるかなと思いつきました。

    最初、市販の子ども用裁縫セットを探したのですが、オモチャの延長のようでちゃっちい(~_~;)
    良い道具も腕のうちと言いますので、ひとつずつ揃えることにしました。

    ☆揃えたお針箱
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    1.針箱
    ピンクでフリルの篭製です。小ぶり(20×15×10)で2段になっているのが使いやすそうです。

    2.針
    縫い針は、三の二の縫い針、刺繍針、毛糸針、針穴のないワンタッチ針の4本
    まち針は、4色(赤、青、黄色、白)を3本ずつの12本
    ↑それぞれの本数を書いた紙を針山のてっぺんに留めておきます。

    3.針山
    手作りしました。縫い針が潜ってしまわないように後ろに革を当てています。
    このグリーンのフェルトは、40年以上前に和裁を習い始めたときに手作りした針山の残りです。50歳になった孫が使ってもらえるように丁寧にかがりました。
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    ※40年前に作って、今も現役の針山


    4.鋏(はさみ)
    布切りハサミ(17㎝)は、針箱のサイズに合わせて、小さくてもよく切れるものを探しました。
    糸切りハサミ(9㎝)は、以前携帯用裁縫セットでも使っている100均の優れ物です。
    針山の裏に貼った革の残りでハサミケースも作りました。

    5.糸
    糸は、白黒は木綿で、あとは化繊糸です。
    小さな糸巻きカードに10色選んで巻きました。

    6.巻き尺
    ガチャピンにひかれて衝動買いしたストックです。

    7.指貫(ゆびぬき)
    クローバーの一番小さいサイズのものを入れました。
    孫にはちょっと大きいので、革で手作りした方が良いかも。

    8.折れ針入れ
    針が折れたとき慌てないための必需品です。
    お弁当用のしょうゆ入れを使いました。

    9.その他
    ゴム通し、安全ピン、裁縫クリップ(待ち針の代わりに布を挟む)、ボタン、針通しなど


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    10.クロスステッチのカード
    とがった針をいきなり使うのは難しいと思い、楽しくてやさしい手芸キットを探していたのですが、
    カードに毛糸針に刺繍糸を通してクロスステッチが作れるセットを京橋の越前屋で見つけて
    これなら安心と、刺しゅう糸と一緒に2段目に収めました。
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    ※針箱のポケットには、”おやくそく”カードも入れました。

     おやくそく<br />1.おおきいはさみは「ぬの」ちいさいはさみは「いと」だけにつかってください。<br />2.「はり」をつかうときは、はじめるときと、さいごに、なんぼんあるかかぞえてください。<br />3.この「おはりばこ」をつかうときは、ママかばあばといっしょにつかってください。

    ☆初めての針仕事

    誕生日に贈ったところ、”かわいい!”と想像以上に喜んでくれました。
    お約束カードもさっそく自分で読み上げて、ママもちょっと安心。
    すぐ使ってみたいとねだるのを、「今度のお休みに、ばあばの家に行ってやろうね」と約束してようやく納得してくれました。

    ところが、保育園の夏祭りのため浴衣の揚げを週末に縫うことになってしまったので、Wブッキング!

    そこで、彼女にはクロスステッチを教えて、傍らで揚げを縫おうと考えていたのですが、「わたしがぬう!」との積極的な申し出でに、肩揚げだけやらせてみることにしました。


    <肩揚げの手順>

    1.針に糸を通す
    最初は毛糸針でなんて言っていたのですが、いきなり、3の2の木綿針にピンクの木綿糸を通しました。お手本の私よりスッーと針穴に糸が吸い込まれていきビックリです。

    2.縫い始めの玉結び
    指先にくるくると2回ほど巻いて糸をたぐってしごく玉止めは大人でも慣れないとできないのですが、くるくる巻くところまでは小さい指で器用に回します。
    ただ、中指と親指の先を使ってしごくのは、爪先だけで糸を挟むコツが分からず、何度も何度も挑戦して最後は私の手も添えてなんとか玉結びらしきものも出来ました。

    玉結びの方法は→こちら

    3.肩揚げを縫う
    肩揚げの位置は、肩の前後2寸(8cm)ずつ安全ピンで留めておいたのですが、
    肩揚げ部分を小さな手のひらにくるんで、ひと針ずつ刺していきます。

    4.指貫をつかう。
    途中、私が運針で縫う様子と自分の縫い方が違うと気づいたのか、”いちに”と続けて縫う仕草をしたので、指貫を中指にはめて針のお尻を押す方法を教えて一緒に手を添えて運針にもチャレンジです。

    5.縫い終わりを玉止め
    縫い終わりの最後は、彼女が針に糸をくるくるくると3回巻いて、その根元は私が押さえ、針を彼女がスーッと引いておしまい。

    玉止めの方法は→こちら

    反対側も自分でやりたいと頑張って、30分ほどかけて肩揚げが出来上がりました。

    出来上がった肩揚げ(裏面)
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    ※2㎝ほどもある縫い目ですが、着てしまえば立派な肩揚げです!

    針を使っているので目を離せず、写真を撮れなかったのが残念です。
    ふたりとも緊張し集中した時間でした。

    夏祭りはあいにくの雨模様、それでも孫3人とも浴衣で走り回っていました。
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    6歳の孫娘の浴衣は、以前、ブログでもご紹介したもので、季節終わりに肩揚げと腰揚げを解いて仕舞い、
    毎年、大きくなったサイズに合わせて肩と腰揚げを縫い直しています。
    弟は一つ身が小さくなって今年は四つ身を新調、妹は初めての浴衣です。
    2つとも既製品ですが、最初の揚げを解いてマイサイズに直しました。
    3人分で大変でしたが、来年からは心強い助っ人が活躍してくれそうです。

    秋に仕舞うまでは、この揚げのまま洗濯して何度か活躍します。
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    大島紬の携帯用お針セット


    里帰りの続きの話。
    実家の母は編み物が大好きで、私は、おすわりが出来たころから糸繰りのお手伝いをしていたとのこと。
    その編み物を習う間もなく、学校を出ると上京し、そのまま家庭を持ってしまいましたので、母の趣味のその後を詳しくは知らなかったのですが、編み物の他に「組み紐」や「袋物」にもチャレンジし習得していたことを今回初めて知りました。


    10日間ものんびりと滞在したこともあって、前から興味のあった「組紐」の基礎を教えてもらいました。
    下の写真の右側が1本目(丸四つ組)、左側が2本目(唐八つ組)です。(後で見たら恥ずかしんだろうなぁ。)


    丸い木の玉に糸束を巻いて順番に組み替えて置いていくのは、単純作業の繰り返しですがリズムに乗ってくると楽しくてあっという間に「帯締め」が出来上がってきます。次の日は、調子に乗って三色で八本組に挑戦しました。
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    「使ってもらえるなら嬉しいから、持って帰っていいよ。」と丸台と角台を気前よく譲ってくれました。


    「袋物」の方は、出来上がったハンドバックの他、「素材セット」もたくさんしまい込んでいました。
    いつか教室を開くことがあったらと思って買っておいたようです。
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    「よかったら、これも持って帰っていいよ。」「ほんと!ありがと。」と、全部貰って我が家へお嫁入りです。
    とても「昭和」なイメージのデザインなので、「ほばーりんぐとと」さんの素敵な羽裏などを使って作ることが出来ると素敵だろうなぁ。」と夢がふくらみます。


    「あれれ、これは?」
    出来上がりの袋物の中に、大島紬の携帯ケースを見つけて、目が釘付けに。。。。
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    「かあさん、これはなに?」
    「ああ、昔、義母さんから端切れを貰ったので、父さんのタバコケースを作ったんだけど、その頃タバコを止めちゃったんで、使い道がなくなったのよ。」とのこと。

    「これ、携帯用裁縫ケースにぴったり。材料持ってきてるからセットしたら使えるよ。」
    と、持参のイチゴ柄裁縫ケースから合いそうなものを見繕って、針山をケースに合わせて作ると、コンパクトで素敵な裁縫ケースが出来上がりました。
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    「組み紐」と「袋物」を貰ったお礼に母にプレゼントすると、大変喜んでくれて
    「これは、義母さんが織った大島紬の端切れで大事に大事にしてたもの。裁縫ケースになって嬉しい!」と何度もフタを開けたり閉めたりしています。

    父も寄ってきて
    「この大島の柄は、昔懐かしい柄だなぁ。」と子どもの頃を思い出した様子です。
    父の母は、大島紬を織りながら八人の子どもを育てた明治生まれの背筋のシャンとした女性でした。
    孫には優しかった祖母のことを30年ぶりに思い出し、祖母と母の手仕事のDNAが私にも伝わっていますようにと、神棚にお願いしました。
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    画像が少しピンボケですが、一元(ひともと)の西郷柄ではないかと思うのですが、勉強不足でよくわかりません。
    「おばあちゃん、ごめんね。」

    お裁縫箱パート3(携帯用裁縫ケース)

    ハンドバックに常に携帯して持ち歩ける、コンパクトな裁縫セットをご紹介します。
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    左の列は小銭入れ(印伝、紬)
    真ん中の列は、上がコンパクトケース(黄八丈)、下はお菓子(ミント)のケース
    右は、上と下が市販の裁縫セットで、真ん中は、ピルケース(ドラえもん)
    このピルケースが最小サイズで5㎝×4㎝です。

    中身は、サイズも考慮して必要最低限で揃えます。


     1.はさみorカッター
     2.糸(カードに、4,5色用意)
     3.縫い針(針山か、リボンとフェルトで作った針刺しなど)
     4.糸通し(私の年代には必須!)
     5.スナップ、ボタン、安全ピンなど


    ☆折れ針入れが入らないときは、バンドエイドを入れておくと、折れた針を包んで持ち帰ることが出来ます。

    ちなみに、ドラえもんピルケースの中は、この通り。

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    取り出しやすいように、ビニールの袋を折りたたんで、はさみや糸、針を重ねて入れます。

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    ☆このサイズ(10㎝未満)に合うはさみが、なかなか見つからない!
    市販裁縫ケースにセットで入っているはさみは、なんであんなに切れないのかな。


    ”切れなくちゃはさみじゃない!”


    というわけで、折りたたみ式や眉バサミ、カッターなど切れ味の良いものを、文房具屋や100円ショップなどでいつも探してます。
    ※カッターは、飛行機の手荷物検査を通らないので要注意です。(まれに、ミニはさみも爪切りも、駄目なことがあるようですが。。。)
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    針は、糸を巻いたカードに刺してある場合が多いのですが、リボンにフェルトを挟んだ手製の針刺しを、別に作っておくと、より安全です。
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    ☆携帯用の裁縫セットは、市販品に+αするなどでも、使い勝手が格段に良くなります。
    ↓は、七宝焼きの材料セットで販売されているものですが、7㎝×4㎝と大変コンパクトで便利なのでドラえもんセットと同内容に”ちょい足し”して、プレゼント用に重宝しています。
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    ☆表は、七宝焼きではなく佐賀錦を貼ってみました。
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    その他のセット
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    *「弘法は筆を選ばず」と言いますが、使いやすいお裁縫箱や可愛い裁縫セットは、針仕事を楽しくさせてくれます。
    次回は、いよいよ、運針とくけ方のお稽古です。

    お裁縫箱パート2


    今回は、職場の引き出しや、手近に置いてすぐ使えるサイズのお針箱です。
    これは、お菓子の空き缶や空き箱、贈答品が入っていた桐箱などを利用します。
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    このサイズと、次回ご紹介予定の携帯サイズのお針箱は、ちょっとしたプレゼントに喜んでいただけるので、ちょうど良いサイズの空き箱などを取っておきます。
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    コンパクトですが、前回と同様に、必要なものは殆んど揃っています。
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    布切用の鋏だけは、小さくても切れ味のよいものを選ぶのがポイントです。
    パッチワーク用のはさみは、布も糸も切れてコンパクト(写真は110mm)なので、おススメです。
    フェルトや紙で作った手製キャップを被っています。
    紙のキャップは、折るだけで簡単にできます。
    作り方(折り方)は
    1.一筆箋くらいのサイズの紙を縦に四つ折り
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    2.端を斜めに折る
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    3.斜めの方を全体の3分の1位に折って、反対側を差し込む
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    出来上がりは、こんな感じ

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    針山は、市販品でも手製でもよいのですが、待ち針と縫い針の本数を小さくメモにして針山のてっぺんに待ち針で留めておきます。(お裁縫のはじめと終わりは、必ず、針の本数を確認します。)
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    画像がピンボケでごめんなさいm(__)m

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    ☆次回は、ハンドバックなどに常に持ち歩ける超ミニサイズの裁縫ケースをご紹介します。
    NEXT≫
    プロフィール

    柾女

    Author:柾女
    自己流のお裁縫でチクチク手縫いを日々楽しみ、”着物ライフ”をつつましく充実させたいと願っています。

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