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    胡弓の演奏会

    今夜は、「杉浦聡 邦楽胡弓演奏会」に出かけました。
     ■紀尾井小ホール
     ■10月31日(水)18時30分
     ■出演 杉浦 聡、鈴木璋代、富成清女、富緒清律(出演順)
     ■曲目 胡弓独奏「六段の調」、箏胡弓合奏「千鳥の曲」、三曲合奏「越後獅子」

    胡弓”という名前をはじめて聞いたときは、
    中国の”二胡”とごっちゃになっていたのですが、全然違う楽器です。
    和楽器の”胡弓”は、三味線を小さくした形なのですが、
    弓で引いて音を出すので、三味線とは全く音色が違います。

    初めて聴いたのは、10年程前、舞の伴奏の演奏でしたが、
    純邦楽の伝統的な世界に、サーカスのジンタ(美しき天然)が混じったようで、
    その舞は、色が挿したようにみえました。

    それ以来、邦楽が聞こえてくると、耳がピクンと反応して聴き入ってしまいます。
    邦楽というのは、依存性があるようで、しばらく聴かないと禁断症状が出て来てしまい、
    お経や祝詞すら心地良く感じます。

    今日は、久し振りの胡弓の演奏会ということで、期待に胸を膨らませて開演を待ちました。
    一番目の演目(六段の調べ)の独奏は、微かな音色で、霧が忍び込んで来たように始まりました。

    ん??

    その調べは、雅楽の笙の声のような、中央アジアの歌のような音色、、、
    琉球のようなアイヌ音楽のような旋律が「なつかしい」のはなんでだろう?
    と思いながら聴いていると、

    ”モンゴロイド”のDNAが呼応していると思えてきました。
    (学術的な裏付けは全くなく、思いついただけ)

    音楽は、いつも”想定外”を運んできます。
    この歌が流行った江戸時代の人たちと繋がっていると思えた演奏会でした。


    ※明日は「古典の日」
    今年、8月29日に法律が成立し、あすが初めての「古典の日」なのですが。。。。。
    とんと話題になってない!とても残念です。

    古典の日に関する法律」について

    明日、是非「昔の知恵や手仕事を守っていく」というメッセージが届きますようにと願っています。

    横浜今昔きもの市へ行ってきました

    この週末横浜レンガ倉庫で「横浜今昔きもの大市」が開催されていることをほばーりんぐ・ととさんのブログで知り、雨の日曜でしたが着物で出かけてみました。

    午前中に「鬼平犯科帳」をみていたので、梶芽衣子の「おまささん」を真似て「引き抜きの角だし」に結んでみました。
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    会場につくと、古縮緬、錦紗、大島紬、木綿絣、銘仙の着物や帯が所せましと並んでいて、出店毎に特徴が違います。
    呉服の展示会と違って、あれこれ見ていても、すぐ声をかけられることはなく「好きなだけ見てって」という雰囲気が伝わってきます。
    ゆっくり、見て回ることが出来ました。
    今日の目的は、孫のきものに合う端切れを探すことでしたが、子どものものは七五三セットかアンティークでしたので、残念ながら”出会い”はありませんでした。

    ところが、古い友人が開いているお店を見つけて、思いがけず楽しい時間になりました。
    開催案内の出店リストにそれらしい名前を見つけ「もしかすると?」と思っていましたが大当たり。

    彼女のお店は帯が中心で、ほとんど絞めたあとがない美品が揃っていて、一目ぼれしてしまった帯が。。
    オークション価格慣れしている私でも”お買い得!”な金額でしたので本日の収穫品となりました。
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    帯いっぱいの<いっ天堂>さん
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    一目ぼれの袋帯(手触りも柔らかく締め易そう)
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    古裂で作ったピエロと紫陽花のブローチもお持ち帰りです。

    名残惜しかったのですが、雨がひどくならないうちにとジャンボ餃子と焼売を買って帰路につきました。

    ※みなとみらい線の「日本大通り」駅は、「にちだいどおり」かと思っていましたら「にほんおおどおり」とのこと。
    上京したての頃、「国立」駅を「こくりつ」って名前の駅があると思い込んでいた時以来の大ヒット駅名でした。

    <雨の中、草履で徒歩徒歩5200歩>

    お宮参りの初着を5歳の羽織に変身


    七五三の年頃のお子さんやお孫さんがいらっしゃる場合、お祝い着を購入しようかレンタルにしようかと迷っておられる方も多いと思います。


    実は、我が家の孫も、昨年、五歳のお祝いでした。
    かつて娘たちのときは、お宮参りの着物を三歳の祝い着に変えて着せたので、孫(男の子)も、お宮参りの祝い着を仕立て直せないかと考えました。
    しかし、五歳で”一つ身”は小さくないか?立派な鯉の絵羽柄なのに、羽織で隠してしまうのはもったいない。

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    お宮参りのお祝い着から羽織へ仕立て直すことが出来ないかと思いついたのですが、そもそも作り方が良くわからない。
    そこで、インターネットで”お宮参りから羽織へ”と検索してみると、同じようなことを考えている方が沢山おられて、質問サイトに数多くヒットしたのですが。。。。。
    答えは、”一つ身から五歳の着物には出来るが、羽織は無理”という回答がほとんどでした。


    「やっぱり無理かなぁ。」とあきらめかけたのですが、見頃と袖の縫込みも、衿の折り返しもたっぷりありそうでした。そんな中、羽織に仕立て変えたという仕立て人さんのブログを見つけ、「なんとか出来るかも!」
    ところが、作り方は書いてない!
    大昔に、和裁を少しかじったことがあり、娘の祝い着(袷)は、夜なべして縫い上げたのですが、”羽織”は縫ったことがありません。
    そこで、「はじめてでも縫えるこどものきもの」という本を買って参考にすることにしました。

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    この本は、とてもわかりやすくおススメです。


    作ったのは一年前なのですが、元(お宮参り用)に戻すときの参考にと制作過程を写真に残していましたので、思い出しながら書いてみます。


    1.袖を外し、袖幅いっぱいに出します。
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    2.袖の表地は、縫込みがいっぱいだったのですが、裏地の縫いしろが少なかったので、袖口に別布(黒地)をつけました。(お宮参り用の大名袖に直せるよう、一旦、袖口側にぐるりと別布をつけた後、袖口下を縫いとじましたが、裏地もたっぷりあるならば別布は必要ありません。)
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    3.紐を外し、衿を衿肩明きまで解きます。かけ衿も外します。


    4.衽を外し、外した衿を伸ばして羽織丈を決めます。


    5.羽織の前身頃は、前が下がり、脇が上がっていますが、前身頃は裾で切ることなく、脇の縫込みを多く衿側を浅く折り込むようにして縫いとじ、折り返し分は、裏地にくけ(縫とじ)ます。


    6.後見頃は、前見頃の脇に揃えて折りこみ、前身頃同様に、裏地にくけます。


    7.祝い着の紐を使って、まちを作ります。片方の紐を縦に2等分して、両方のまちにします。(紐を使わず、4で外した衽を使いたかったのですが、着物が絵羽柄なので、前身頃→マチ→後見頃と柄が続かず断念しました。真っ黒の脇で額縁みたいです。)


    8.まちを前身頃と後見頃に挟んで綴じ付けます。


    9.衿は丈を伸ばして、前身頃に羽織衿として縫いつけます。(着物の衿裏が足りないときは、7で残った紐を使います。)


    10.羽織紐をとめる”ち”を作って、羽織に縫い綴じます。


    この仕立て直し方は、自己流なので、和裁をなさる方は”なんということを!!”と思われるに違いありません。
    でも、昔は、女の人ならだれでも普通に針を握って家中の着物を縫い、何度でも解いて洗い張りをしては仕立て直したり使いまわしていたのですから、数多くの工夫と”自己流”があったのではないかと。。。

    なんとか出来上がりました。

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    衿が黒白の染め分けになっているのは、元の着物の衿が絵羽柄に合わせて染められていたためです。
    衿を外して、3で外した紐を使って付け替えれば黒一色になったのですが、元に戻すにはこのままの方が戻しやすいと思い、そのまま使いました。

    孫の健やかな成長を願いながらチクチク仕立て直しをする作業は、とても楽しい夜なべ仕事でした。
    上の本や自分の羽織の仕立てを見ながら、見よう見まねで、パッチワークのように作っていきましたが、また、お宮参りの祝い着に戻せるように、ほとんどハサミを入れていません。

    今回、仕立て直してみようと思ったのは、お宮参りの初着が、正絹で家紋もついているのに、1回しか着ないのはもったいと思ったからでした。(といっても、高価な誂えではなく既製品だったので、気軽にほどくことができたのですが。。。)

    おかげで、袴セットを正絹で揃えることが出来ました。

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    この調子で、いただいた紬の解き反物から、お正月用に羽織と着物セットも出来るかな?と欲が出てきました。
    今、学校でも、伝統和楽器の授業が定着しつつあると聞きます。着物文化が、浴衣と振り袖と七五三だけになってしまうのはもったいない。
    本当は、大人も子どもも特別ではない着物がもっと身近になったらよいなぁと思っています。

    ★自分で縫うのは無理!という方には

    最初から、成長を考えて工夫した初着を作っておられるプロの方も居られます。
    (最初から、ココを知っていたらなぁ。)
    ※Web検索で見つけた、和裁士岩佐さんのブログでは、三歳のお祝着(女の子)を作って、お宮参りと七つの祝いにも使えるようにと工夫した仕立てを紹介しておられます。

    ぎをん齋藤のブログでは、四つ身のお宮参り初着(男の子)から5歳の羽織への仕立て直しを薦めておられます。(上品な飛び柄になっているので、マチも無地でスムースに繋がりますね。)

    半世紀前の楽譜

    このブログで始めたお針仕事の材料なども整理し、8月に実家から貰ってきた”組紐セット”や”袋物セット”をいつでも作れるように専用の作業部屋が欲しい!!
    と、引っ越して数十年仕舞い込んだままの押入や天袋の段ボールを、2ヶ月かけて整理しました。
    結局「検討箱」というラベルの段ボールに変わっただけで、すっきり断捨離というわけにはいかなかったのですが、娘のピアノの楽譜に混じって古い楽譜が出てきました。
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    昭和21年に発行された楽譜のようです。

    これは、歌が好きだった父が、昭和21年頃東京の出版社から取り寄せて集めた楽譜を、昔、私にくれたものです。
    父に似て歌好きになった私は、上京する時の荷物にも入れて大切に持っていたのですが、子育ての20年ですっかり存在を忘れていました。

    マスネーの「エレジー」という曲が特に好きでした。
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    触るとパリパリと裂けそうな紙質で、端は虫にも食べられていましたが、傘寿を超えて歌のレッスンを始めた父に、もう一度歌って貰いたいなと思い、一枚一枚、クリアファイルにそっーとしまって、帰省した折に届けました。

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    半世紀以上経て戻ってきた楽譜にとても吃驚した様子でしたが、その晩は、母や妹も一緒になって、父の若かった頃のコーラスの話や、お風呂で歌ってもらった「城ヶ島の雨」「曼珠沙華」「あさね」なども一緒に歌ったりして楽しいときを過ごしました。

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    ↑は、ハモニカ楽譜と言うそうです。
    そういえば、父は、ハーモニカで、メロディーと伴奏を一緒に吹いてましたっけ。

    お針子会・日本刺繍教室作品展へ行きました

    三連休の最後の日は、池袋で開催されている「お針子会・日本刺繍教室作品展」を見に出かけました。

    二年ほど前、川越の遠山記念館で見た江戸時代の筥迫に魅せられて、
    ”筥迫は続くよどこまでも”のブログにたどり着き、素晴らしい作品を次々に作っておられるブログを拝見するのを楽しみにしていましたが、
    その「Rom筥」さんが、筥迫のために日本刺繍を始められ、教室の作品展に出展されると知り、是非、この目で見たいと池袋へ

    『筥迫』への愛情がぐぐぅっと凝縮して出来上がったとしか思えない魅力的な作品たちに目が釘付けになってしまいました。
    「徴古裳」コレクションの江戸時代の筥迫が作り立ての時はこんなだったろうと思わせます。

    私もMy筥迫を作りたい!娘の婚礼にも!!孫娘の七五三にも!!!と想いが拡がってしまいました。

    『筥迫』が目的で出かけた作品展でしたが、他の方たちの帯やバックも素晴らしく、遠くから見て近くからもう一回見直して立ち去り難い作品展で、特に、先生の雀の作品は、生きた雀がそこにいるように感じて刺繍であることも忘れてしまうほどの愛おしさが伝わってきました。

    前回、簡単半襟つけなど、手荒い裁縫などを紹介してしまったことがちょっと恥ずかしく、丁寧に時間をかけて作品を作ることの大切さを教えていただいた作品展でした。
    <池袋~目白へも行ったよ。徒歩徒歩4000歩>
     
    プロフィール

    柾女

    Author:柾女
    自己流のお裁縫でチクチク手縫いを日々楽しみ、”着物ライフ”をつつましく充実させたいと願っています。

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