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    大人の羽織から四つ身着物にリメイクしました

    暖かいお正月でしたが、ここにきて雪も降ったり本格的な冬の到来です。
    最近は、お正月に着物を着る人が少なくなっていましたが、今年はちょっと異変が……
    元旦に、近くの神社へ初詣に出掛けたおり、なんと若い男の人の着物姿を二人も見かけたのです。
    一人は、羽織姿のアンサンブルで、もう一人は、トンビのコート姿です。
    アンサンブルの方は、裄がちょっと短めですがさほど可笑しくなく、お正月らしい雰囲気に包まれて素敵でした。
    対丈で着やすい男着物は、女子より気軽に着られるのかもしれませんね。

    孫たちとの初詣は、例年どおり松も取れてからでかけました。
    お詣りの人もまばらだったのですが、「きものきた~い!」という孫娘のために、
    絞りの羽織をリメイクして四つ身の着物を作ってみました。

    DSC_0014.jpg
    トリコロールのケープは、娘が小さいときにおばあちゃん(主人の母)が編んでくれたものです。

    一昨年は、一つ身のウールの着物とおでんちセットで、転んでも食べこぼしても大丈夫な洗える素材でしたが、
    その後、七五三、祭りの浴衣と着なれてきたので、今回は正絹の羽織を再利用して「四つ身着物」に簡単リメイクです。

    参考にしたのは、駒井ゆき子さんの「寸法直しとそのまんまリフォーム」という本です。
    1601book.jpg

    「裄の寸法直し」や「着物の裾のすり切れ簡単直し」、「八掛の交換」などの寸法直しの方法が、わかりやすく書いてあるので購入したのですが、その中に「総絞りの羽織から三歳の袴用着物に」とあって簡単に作れそうでした。
    ポイントは、羽織の前後を逆にして、後ろ幅をつまみ衽にして仕立てるアイディアです。
    衿と袖とマチを外して縫い直せば、4~5時間で出来そうです。

    すそはそのままとありましたが、材料の絞りの羽織は、昔流行った短い丈で80cmしかありません。
    だから対丈の「袴用着物」なのか。。。。
    絵羽柄でしたら、柄が合わないので袴の下に隠さないと変ですが、ちょうちょの絞りが可愛い総柄で、裏への返しも50㎝ほどあります。
    DSC_0003.jpg

    しつけも付いたまま着ていないものなので、裾も解いて手持ちの赤い八掛をつけて120cmの着丈に伸ばすことにしました。

    STEP1
    衿と袖とマチを外す。
    羽裏と表地を外し裾を伸ばします。
    衿は、並幅がそのまま畳まれているので広げます。

    DSC_0007.jpg

    STEP2
    子供は衿を抜かないので、繰り越しを前にずらして肩山を移動し、着物丈を合わせて八掛を羽裏に接ぎます。
    DSC_0008.jpg

    STEP3
    前後を逆にして、表裏地別々に背中心を縫い、裾から10㎝上まで”中とじ”(縫い代を合せて、仕付け糸で表裏地を留めること)します。
    衿肩明きを、4cm(背縫いを除く)切り込み、待ち針(クリップ)で表裏地を留めておきます。

    STEP4
    脇は、表裏地別々に幅いっぱいで縫い、脇から10㎝下、裾から10㎝上まで”中とじ”します。
    衽は、表地だけ肩山から15cmおくみ下がりを取って、衿肩明きと同じ幅で1㎝ほどつまみ縫いをします。
    表地のつまみ衽に裏地を合せるようにつまみ、待ち針で押さえて、中とじで縫い付けていきます。(表裏別々に縫うよりずれない!)

    STEP5
    裾は、八掛(裏地)にすそ芯(布テープ)をはさんで出来上がり寸法に折り、表地を”ふき”を見せるように控えて綴じつけます。
    (衿下のあきからひっくり返して裾を縫うのが良いのですが、表裏のつり合いが難しいので断念!)
    おくみ先の仕上がり位置(両端)に糸を通してギューとひっぱり、”ナンチャッテふき”を作ります。
    芯とじのために、待ち針を均等(1.5cmくらい)に留め、待ち針の位置で”裾とじ”(表は針と針の間、裏は針の上に細かい針目を出して綴じる)をします。
    DSC_0011.jpg

    STEP6
    衿下を50cmほどくけます。
    衿下寸法に印をつけ、羽織衿を縦半分に裁って、衿幅4cm位の棒衿を付けます。
    かけ衿は余り布を後で綴じつけます。(衿を汚したとき、かけ衿だけ外して洗える。)
    衿幅が狭いので前身頃や衽の縫込み分でゴロゴロしますが、切ってしまわずに仮綴じたりして畳みこんでくけてください。
    (最近、衿がゴロゴロしないように衿つけに合わせて斜めに切った着物を見かけますが、繰り回せずがっかりしてしまいます。)

    STEP7
    肩上げで調整できるので、袖巾はそのまま、袖つけ寸法(17cmくらい)が短いので、袖付けの位置まで袖下をとじます。
    ひもは、市販の腰紐を活用して衿に縫い付け、赤糸で”ひも飾り”を刺します。
    ひも飾りの刺し方は、岩本さんのブログがわかりやすいです。
    最後に、本人に着てもらって肩上げと腰上げを縫います。やり方は浴衣のときと同じで洗濯ピンチで挟んでざくざくです。

    ☆出来上がり
    DSC_0026.jpg

    ※参考にした”袴用着物”は、STEP1,3,4,7で出来たのですが、裾を伸ばして八掛をつけたので予想外に時間が掛かってしまいました。
    それでも、2日ほどで仕上がりますので、一から袷を縫うよりずーっと楽ちんでした。



    プロフィール

    柾女

    Author:柾女
    自己流のお裁縫でチクチク手縫いを日々楽しみ、”着物ライフ”をつつましく充実させたいと願っています。

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