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    染の着物と織の着物って?

    着物の染と織という場合、”染の着物”、”織の着物”という分け方で説明されています。
    「織の着物だって染めているのに、なぜそう呼ばれるの?」
    と、友人に訊ねられて

    織の着物=先染めの着物
    染の着物=後染めの着物

    と、きものに関する本やサイトで当たり前のように書かれている説明を試みたのですが、
    「答えになってないなぁ。」と自分でも思ってしまいました。

    とりあえず、
    織の着物は、糸を先に染めて、織りに特徴がある着物
    染めの着物は、糸を織った布に、特徴ある染め方をした着物
    と言い逃れたのですが・・・・・

    「特徴ある織り」「特徴ある染め」ってなに?と自分でもよくわからないことに気づいて調べてみました。
    自己流の分類と説明ですが、覚書として書き留めておきたいと思います。(今後も修文予定)

    織の種類
    織物は経糸と緯糸の組合せによって「平織り」「綾織り」「繻子織り」「捩り(もじり)織り」の織り方があって、すべての織物はこの4つの組合せから出来ている。

    主な織の種類
    ○羽二重
     経緯ともに撚りをかけない「平織」の織物。
     通常の平織りが緯糸と同じ太さの経糸1本で織るのに対し、羽二重は経糸を細い2本にして織るため、やわらかく軽く光沢のある布となる。 織機の筬の一羽に経糸を2本通すことから羽二重と呼ばれる。

    ○縮緬
     経糸には撚りをかけない生糸、緯糸には強く撚りをかけた駒糸を用いて、右撚りと左撚りを交互に織りこみ、その後の精錬で緯糸の撚りが戻ってしぼができる織物。
     向きの違う撚糸を1本ずつ交互に織った「一越縮緬」、複数本ずつ織りこんだ「古代(鬼)縮緬」、綾織りや朱子織で模様をあらわした「紋意匠縮緬」などがある。
     また、単衣の季節に着用する「絽縮緬」は絽目のある縮緬。

    ○御召
     御召縮緬の略で、糸の段階で精錬し先染めするところが、他の縮緬と異なる特徴。
     京都の西陣で300年ほど前から作られ、徳川家斉が好んで着用したため「御召」の呼称となった。
     御召の条件は、
     1)糸の状態で精錬
     2)先染め
     3)緯糸に2500~3000回転(1mあたり)をかけた御召緯(おめしぬき)という強撚糸を使用
     4)同じ回転数の右(Z)撚りと左(S)撚りの糸を交互に同数ずつ織る。
     糸の染め方の違いで、「縞(格子)御召」、「絣御召」、「無地御召」、織り方で模様を作り出した「紋御召」、「風通御召」(表裏がネガポジの二重織)、「縫取御召」(金糸銀糸色糸をすくい織で織り出した模様)などがある。

    ○縮(ちぢみ)
     強い撚りをかけて織り、その後湯もみをして強いシボが布表面に表れる織物。
     絹の明石縮、結城縮、麻の小千谷縮、能登縮、木綿の阿波しじらなど。

    ○綸子(りんず)、緞子(どんす)
     「綸子」は、経糸で地を緯糸で地紋を織り出した繻子織りのなめらかで光沢のある織物。
     経緯糸ともに撚りのない糸を使用した「平綸子」と経緯ともに撚りがある糸を使用した「駒綸子」がある。
     「緞子」は、繻子織地に繻子織の裏組織で模様を織り出した先染めの織物。

    ○紬
     繭から袋状の真綿を作り手で紡いだ手紬糸と、玉繭(2匹の蚕)から紡いだ節のある玉糸を用いたものがある。
     大島紬は、昔は手紬糸や玉繭で作られていたが、現在は生糸を使用している。

    ○絽
     搦織 (からみおり) の中に平織を入れて出来た絽目が特徴の織物。
     絽目は緯糸の方向に表れる「緯絽」に対して、経糸の方向に絽目を表した「竪絽」がある。
     また、「平絽」は経緯糸に平糸を、「駒絽」は駒撚糸を使用する。他に平織の部分に地紋がある「紋絽」などがある。

    ○紗
     強撚糸の駒糸を使用し、緯糸を一本打ち込むごとに、二本の経糸を交差させる搦織 (からみおり)で織られる。
     また、地模様を織った「紋紗」、二重織りの「風通紗」、節があり紬風の「粋紗(きっしゃ)」などがある。

    ○紅梅
     極細の絹糸地に太い綿糸や麻糸を格子状に織りこんだ桝目織を「絹紅梅」、木綿糸だけの桝目織は「綿紅梅」と呼ばれる。

    他にも、梨地織、道屯(ロートン)織、すくい織、錦紗、花織など。

    今回は、着物の織り方をまとめましたが、次回は染めの種類をまとめたいと思います。

    ※しかし、織の着物ってこの織りのまとめ方では3お召と6紬くらいで、他はみな染の着物の生地だよなぁ???
      
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    この記事へのコメント

    確かに! - 風来坊 - 2015年09月15日 22:04:34

    布は全て糸を織るから布になるんですもんね〜
    不織布以外はぜんぶ「織りの布」ですな(笑)
    それを「染め」「織り」と分ける法則ってあるんでしょうか。
    おっしゃるように「御召」「紬」以外は「染め」ってのが正解のような・・・

    - 柾女 - 2015年09月16日 09:43:30

    風来坊さん
    コメントありがとうございます。

    多様な織の種類にびっくりでしたが、
    その特徴がわかったことで、自宅での手入れの判断に参考になりそうです。

    今、
    染めをまとめていますが、こちらも相当でぃーぷです。


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    Author:柾女
    自己流のお裁縫でチクチク手縫いを日々楽しみ、”着物ライフ”をつつましく充実させたいと願っています。

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